文字列置換テンプレートの使用方法

文字列置換テンプレート機能について

文字列置換テンプレート機能は、指定した文言を読み取って別の文言へと差し替えたり、削除したりすることが出来る機能となります。
既存のモール情報を元にした商品情報の複製やモール移動、キャンペーン対応など、様々な用途にご活用いただけます。
(例えば、作成済みの楽天市場のデータをYahoo!ショッピングのデータに変換する、楽天スーパーセール用の文言に一時的に変換する、など)

関数や正規表現を用いることも可能です。関数機能につきましては以下のページの「関数機能」の箇所もご参照ください。
商品情報テンプレートマスタ
  1. 文字列置換テンプレートを作成する。
  2. 商品情報テンプレートに文字列置換テンプレートのタグを挿入して登録する。
  3. 販売共通情報に商品情報テンプレートを適用して、情報を作成・編集する。
  4. 文字列置換テンプレートで置換設定していた内容が適用されていることを確認する。

具体的な作成手順については、以下をご覧くださいませ。

文字列置換テンプレートの作成

システム設定>共通設定>文字列置換テンプレートより
文字列置換テンプレートを作成します。

設定内容

[動作]:通常置換に設定する場合

「置換前文字列」に入力された文字列を探し、「置換後文字列」に入力されたものへと置き換えます。
「置換後文字列」が空欄だった場合には該当の文言を削除します。

[動作]:正規表現に設定する場合

「置換前文字列」の検索条件が正規表現で指定された範囲に従います。

・適用される際にはソート順の欄に設定された番号が若い順となります。
※ソート順が同じ場合には、置換動作ID順に適用されます。

・使用する文字列置換は「使用中」に変更してください。

文字列置換テンプレートの適用

文字列置換テンプレートの適用は、商品情報テンプレートにて行われます。

商品情報テンプレートに文字列置換テンプレートを適用させるタグを入力しますと、商品情報テンプレートを適用した販売CSVの取込みや、販売共通画面から販売編集にて商品情報テンプレートを適用させた時にその入力欄に対して文字列置換テンプレートの適用を行います。

文字列置換テンプレートを適用させるタグの入力ルールは以下となります。
<% @replace(適用させたい項目名,適用させる文字列置換テンプレートのID) %>

(例)
販売名に対して文字列置換テンプレートマスタ45を適用させたい場合
◆タグ
<% @replace(sell_name,45) %>

◆タグ詳細説明
@replace  :置換テンプレートの呼び出し
sell_name :呼び出す販売共通情報(商品名)
45      :適用させる文字列置換テンプレートマスタのID

◆今回の、例として設定する内容
・[動作]:通常置換で「aaa」を「bbb」に置換するテンプレートを作成すること
・【楽天市場2号店】に適用して確認すること1.文字列置換テンプレートを作成します。
「aaa」を「bbb」に置換する、というルールで作成します。

<2.作成した文字列置換テンプレートの添テンプレートマスタIDを確認します。(自動採番です)

3.商品情報テンプレートを作成します。(商品情報テンプレートの作成はこちらから)

【楽天市場2号店】の店舗で利用する商品情報テンプレートを作成します。
商品情報テンプレート内の「商品名」の項目に、作成したテンプレートマスタID:21の文字列置換テンプレートを設定します。

使用するタグは、<% @replace(sell_name,21) %>

4.置換されていることを確認します。
[販売>販売検索]より、該当の販売共通情報の「商品名」は変わっていません。

【楽天市場2号店】の販売データを確認しますと、

「aaa」が「bbb」に置換されて保存されていることが確認できます。

 

■ご参考)正規表現について
・サポートセンターへ、正規表現そのものの問い合わせについてはご遠慮ください。
・正規表現のご利用は、ある程度知識が必要な設定となります。
※誤った設定をし、意図しない動作を行うこともありえるため、御社技術様などにご確認の上 設定を進めて頂けますようお願い致します。
・正規表現での置換が出来ると、商品情報テンプレート等の活用時に様々な変換を行うことが可能です。

設定代行ご希望の場合は、別途ご相談くださいませ。(有償となります)

<正規表現サンプル1>
設定の参考までに、以下に正規表現の例を記載いたします。

置換前文字列 置換後文字列 説明 置換前サンプル文字列 置換後サンプル文字列
/n <BR> 「Enterキー」で設置された「改行」をHTMLタグの<BR>タグの改行に置き換えます。 「Enterキー」の「改行」をHTMLタグの改行に置き換えます。 「Enterキー」の「改行」を<BR>HTMLタグの改行に<BR>置き換えます。
/n <BR>/n 上記の例に加えて、「Enterキー」で設置された「改行」も残します。 「Enterキー」の「改行」をHTMLタグの改行に置き換えます。 「Enterキー」の「改行」を<BR>HTMLタグの改行に<BR>置き換えます。
(0[5-9]0)([0-9]{4})([0-9]{4}) \1-\2-\3 ハイフンがついていない携帯電話の電話番号に、ハイフンをつけます。 09099887766 090-9988-7766
\n \n\n 改行を増やします。 改行が
1行分から
2行分に増えます。
改行が

1行分から

2行分に増えます。

\n\n \n 上記とは逆に改行を減らします。 改行が

2行分から

1行分に減ります。

改行が2行分から1行分に減ります。
<(“[^”]*”|\'[^\’]*\’|[^\'”>])*> HTMLタグをほぼ全て取り除きます。
場合によってはうまくいかない場合があります。

 

条件ごとに変換する値を変えてみる

商品を作成する際に、「価格によって送料区分を変えたい」「価格でレイアウトを変えたい」
「特定のブランドの商品だけデザインテンプレートを変えたい」
といった場合にも正規表現は活用が可能です。

上記の條件は以下のように処理がされます。

1: 数値が6桁から10桁の場合に「1」に置換します。 = 100000円以上9999999999円以下 は区分「1」
2: 数値が5桁目が「3~9」の場合に「1」に置換します。 = 30,000円以上99,999円以下 は区分「1」
3: 数値が5桁目が「2~1」の場合に「0」に置換します。 = 10,000円以上 20,000円以下 は区分「0」
4: 数値が4桁以下の場合に「0」に置換します。 = 10円以上 9,999円以下は区分「0」
※最後を一桁にしてしまうと、区分が変わってしまいます。

上記の場合、販売価格が30,000円以上なら 送料区分「1」 それ未満なら 送料区分「0」 と言う置換が可能です。

 

ブランドごとにデザインのテンプレート指定を変えてみる

上記事例の場合、商品名などを用いて、特定のブランド名に対して特定の置換後の文字列でテンプレートの種類を指定しています。
正規表現を用いることで、条件文指定のような設定も可能となります。